そばは、寒暖差があり、霧が発生し、
湿度の低い地域のものがおいしいと言われています。
幌加内町は、日中は30度を越す夏の日でも夜には15度前後まで気温が下がり、
朝もやの発生も多く、1年を通して湿度が低いという気象条件にあり、
そばづくりには最も適した地域と言えます。
こうして最適の環境下で育ったそばの実は、ゆっくりと時間をかけて熟し、
風味が良く甘味の強い栄養豊富なそばに育ちます。
そばにとって最適な気候、そして北海道特有の寒暖差、
そういった地の利を最大限に生かして栽培された幌加内そばは
品質・味ともに最高級品であると自負しております。

そば独特の風味・食感・旨味を出している成分がアミロースです。
そのアミロース、そして生活習慣病の予防に役立つルチンという成分ともに
輸入そば粉より幌加内そば粉の方が高い含有量を有します。
これまでは幌加内産そば粉といえばほとんどがキタワセでしたが、
近年、新品種の「ほろみのり」が登場し、
アミロースの含有率はキタワセの25%よりもさらに高い26.5%となっています。

幌加内町は、そばの作付面積・生産量ともに日本一の町です。
幌加内町では、この「日本一」を支えるべく、
更なるそばの高品質化を図る為にそば乾燥調整施設の建設、
そしてそば生産のインフラ整備にも力を入れています。
 「そば日本一の館」と名付けられた乾燥調整施設では、
品質の低下を避けるために自然乾燥に近い状況を作り
均一で高品質なそばを作り出すことができるようになりました。
幌加内産のそばは、食味・風味・品質ともに高い評価を受けています。
職人気質とも言えるこだわりと「日本一」の自負と誇りが
北海道はもちろんのこと日本でも有数のそば生産地として
今後も歩み続けていく原動力となっているのです。